
この度、西海クリエイティブカンパニー(SCC)は、サイボウズ株式会社さまより「オフィシャルパートナー盾」をいただきました。
国産木材を使った温かみのあるこの盾は、単なる認定証ではなく、私たちがこれまで育んできた信頼と生成AIを活用した自治体DXの共創の証です。
サイボウズさまとのこれまでの歩み
SCCでは、「ばりぐっどくん」という自治体向け生成AIサービスを開発し、西海市をはじめとする地域の業務効率化に取り組んできました。
はじまりは、LINE上で動作する「文字起こしばりぐっどくん」。
“みんなのお手伝い係”として親しみやすく、AIを使っても難しくない世界を目指しました。
2023年初頭、社会全体が生成AIとの向き合い方を模索していた時期に、私たちは「AIを部下として活用する」というアプローチを提案しました。これは、人間の意思と判断を主軸に置き、AIはそれを支援するという考え方です。
kintoneとの連携に至った背景
「誰でもすぐ使える、なじみのある業務ツール」が必要でした。そこで出会ったのが、サイボウズさまのkintoneです。kintoneは多くの自治体で導入されている業務改善プラットフォーム。
kintoneは書類管理に特化しているため、書類そのものを作成する機能との連携でより使いやすくなります
ばりぐっどくんが生成AIによる文書作成支援としてうまくはまるのでは、と考えたのです。
そしてサイボウズさまとの協議を重ねた結果、「AI職員ばりぐっどくん」という連携プロダクトが誕生しました。
AI職員ばりぐっどくん とは?
AI職員ばりぐっどくんは、kintoneの中で使える生成AIアシスタントです。
以下のような業務に対応しています:
- 議会答弁草案の自動生成
- 公文書のやさしい日本語化
- 音声の自動文字起こし
- 英文翻訳や要約
つまり、日々の業務に自然に入り込むAI部下として活躍する存在です。
共創の証としての「盾」
今回いただいた「オフィシャルパートナー盾」は、私たちがこの1年半、生成AIとkintoneを使って築いてきた実績の証です。サイボウズさまの事例サイトでも、西海市でのこの取り組みは紹介されています。

実際に、ばりぐっどくん for kintone は、議会資料作成や職員業務の時短・効率化に貢献し、年間2000時間以上の作業時間削減につながっています。
(この取り組みは、サイボウズ公式のkintone導入事例でも紹介されていますので、ぜひご覧ください。)
これからの展望
サイボウズさまの理念「チームワークあふれる社会を創る」と、私たちのミッションはこれからも交差し続けるはずです。
今後は、生成AIとローカル知の融合による新たな業務支援サービスの開発や、自治体だけでなく民間企業・教育機関との連携も視野に入れ、さらなる進化を目指していきます。
(サイボウズさまが西海市を訪れてくださった際の様子については、こちらの記事でもご紹介しています。)